河村光彦(かわむらみつひこ)
氏名 | 河村光彦(かわむらみつひこ) |
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ジャンル | 映画 黒澤明 魂 |
現職 | 映画監督 |
経歴 | 大学4年の時に黒澤監督の映画『乱』の現場をカメラマンと2人で独占取材。録音作業を通じて黒澤監督の言葉を誰よりも聞いて過ごした1年間を、38年の時を超えて1本のドキュメンタリー映画を完成させた。『Life work of Akira Kurosawa』は国内外で評価され、多くの国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー映画賞を取り、2024年度日本映画ペンクラブ賞の奨励賞を受賞した。著作物は映画『羅生門』の真相を究明した『藪の中の光』や、『魂創造論』『AI映画の未来』がある。 |
講演テーマ | 黒澤明の映画を通じて人生を語る。人間の本質は善である。しかし、気付けば反対の行為に及び、人は悩み、傷つき、立ち止まる。日常の人間関係の中で、他者の善意を疑って警戒して、怖気づき、遠ざかり、孤独に逃げる。そんな時黒澤明の『生きる』『七人の侍』『羅生門』を見れば、人間の良心を信じられるようになる。人は魂を育てて、他者の魂と触れあい、共鳴し、その経験のすべてを魂の記憶として刻み死んでいく。しかし、人間の肉体はその活動を停止しても、魂の記憶は永遠に残る。宇宙に放たれた私の命の記録が、あとに残り生きているものの魂と共鳴し、今生きているものの人生に影響を与える。そもそも魂は神に授けられるものでなく、人間の男女が愛の行為によって交わり作り出すものだ。人が魂を作り増やしていく。その新しい霊を人生の経験が肉体で感じた喜びにより成長していく。自然に触れたり、芸術やスポーツで刺激を受けてや喜ぶ度に魂は成長する。しかし、他者との交わりによって得る喜びは比べものにならないほど大きく、共に何かを成し遂げたり、失敗を乗り越えて赦されたり、また他者の過ちを赦し、愛し、新しい明日を共に創るならその喜びほど大きなものはない。人生の目的は魂を生んで育て、作り上げていくところにある。これは他の動物には出来ない、人間にだけ与えられた使命だ。これを知って意識して生きること、知らずに生きるのでは人生の価値が全然違ってくる。その事を多くの人に伝えたい。 |
拝聴した感想 | |
著書 | 『藪の中の光』『魂創造論』『AI映画の未来』 |
メディア | |
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