浅野菊郎(あさのきくお)
氏名 | 浅野菊郎(あさのきくお) |
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ジャンル | 美容師、あん摩マッサージ |
現職 | あん摩マッサージ指圧師 |
経歴 | 19歳の時に山野愛子美容室の銀座店に勤務し、23歳で新宿店の店長に抜擢される。新宿店に7年間勤務後、お台場店、赤坂店、銀座店、渋谷店に赴任し、37歳の時に銀座本店の店長に。55店舗の総店長となった。「カリスマ美容師」が大ブームの時代で、浅野さんもドラマ「遠山金四郎美容室」の美容監修のメンバーとして携わったほか、テレビ出演したことも。常連の顧客の中には人気俳優、金メダルの女性アスリートなど。幸せな日々生活だったが、目の異変を感じて医師から「網膜色素変性症」と診断を告げられる。 当時37歳。「視力は持って10年でしょう」と伝えられ、「悔いのない人生にしよう」と独立を決意。埼玉の与野駅から徒歩1分の場所に、美容院「ヘアーマイスターSeptenS」を開業。連日盛況の人気店だったが、視力低下の進行が進み、命を落とす危機に何度も見舞われる。足を踏み外して駅のホームから2回転落。トラックにひかれ、5メートル以上吹き飛ばされたことも。ICUに入院して一命をとりとめたが、美容師として働くことに限界を感じ、店を開いて10年後の19年10月に閉店する 生きる気力を失って自宅に閉じこもっていたが、埼玉県立特別支援学校塙保己一学園に入学。自分と同じ境遇にいた中途失明の仲間たちに出会い励まし合うことで、心が少しずつ前向きに。「全国盲学校弁論大会」に出場して準優勝を飾る。スピーチで自分の半生を振り返り、思いの丈を語ったことで、「新たな人生を頑張ろう」と心に区切りがついた。同校を卒業し、2021年10月から「東浦和マッサージ治療院」に勤務。接客スキルに加えて、白杖と店のチラシを手に近所の会社や店に営業へ出掛け、施術した利用客のデータを頭に叩き込むなど努力が実を結び、3カ月後の昨年1月から同店のあん摩マッサージ師の中で売り上げトップに。目下13連続1番人気で、平日の午前9時から午後4時までの営業時間は連日予約で全て埋まり、「人気マッサージ師」として多忙な日々を送っている。 紆余曲折を経た人生ですが、自分の経験をお伝えさせて頂く機会がありましたら、少しでも皆様のお役に立ちたいと考えています。美容師時代は技術、接客について多くのことを学び、現在も自分の原点になっています。視力を失うという大きな試練に見舞われましたが、マッサージ師として店内で売り上げトップになったのは自分の力だけではありません。仕事に向き合うプロ意識、準備の重要性、お客様や周囲のスタッフに対する謙虚な姿勢…。私自身まだまだ未熟者ですが、向上心と行動力を武器に人生を歩んできました。何卒宜しくお願い申し上げます。 |
講演テーマ | 「不可能を可能に カリスマ美容師が全盲になって人気マッサージになれた理由は」 「障害や病気とどう向き合うか 人生を豊かにするための思考法」 「カリスマ美容師が人気マッサージ師に リーダー、管理職が人材育成に必要な要素とは」 「プライドは捨てよう 障害を乗り越えて得られたかけがえのない財産とは 「全盲のマッサージ師が3カ月で売れっ子に 接客業に必要な要素とは」 |
拝聴した感想 | |
著書 | |
メディア | ・ニュースメディア「ハフポスト」 |
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